膿皮症の自宅ケアの方法を紹介!

こんにちは。1歳の男の子の柴犬と生活しているてんちゃんママ(Instagram)です。
私は2022年5月から約1年間愛犬と一緒に膿皮症と戦ってきました。柴犬は膿皮症にかかりやすい犬種で、「犬の膿皮症を早く治したい」「膿皮症を自然治癒させたい」と悩んでいる方も多いですよね。我が家では通院しながらですが、現在は症状が落ち着いています。
多いときいは月に2~3回通院し、獣医師と相談しながら自宅ケアのやり方を学んだので紹介します。
この記事の内容
- 膿皮症とはどんな病気?
- 実際に獣医師から指導された膿皮症の自宅ケア方法
- 膿皮症の犬へのシャンプーの仕方
- 実際に自宅ケアで使っているシャンプー
- 膿皮症は自然治癒するの?

膿皮症やアトピー性皮膚炎など皮膚疾患の子は、シャンプーの仕方に注意する必要があります。
実際に受診の際に獣医師から教えてもらったことも紹介しているので、誰かの役にたてば幸いです。
膿皮症とはどんな病気?症状は?

膿皮症(のうひしょう)とは、皮膚の細菌感染による皮膚の病気です。ニキビのようなできもの、皮膚の赤み、かゆみ、脱毛、色素沈着などの症状があります。ほかのワンちゃんから感染するのではなく、元々皮膚にいる細菌が過剰に増えることで発症します。
膿皮症(のうひしょう)とは、犬でよくみる皮膚病の一つです。
さまざまな原因によって皮膚のバリア機能が低下して、
皮膚に細菌(主にブドウ球菌 Staphylociccus pseudointermediusなど)が感染しておこる病気です。
膿皮症は全身のどこにでもおこる皮膚の病気ですが、特に顔まわり、わき、お股まわり、指の間などが起こりやすい部位です。引用:大宮のおおた動物病院「膿皮症」
膿皮症は、この細菌が乾燥やストレスによって免疫力が低下し、皮膚のバリア機能が低下すると過剰に増えてしまうことで起こります。
これら以外にも、アトピー性皮膚炎・アレルギーなどが背景にあることも多いです。また、皮膚のバリア機能が整っていない生後半年~1歳程度の仔犬もなりやすい子が多くなっています。
我が家の柴犬の治療の記録

時期 | 症状 | 生活の変化 | 治療 |
4月/2022 | お腹・股あたりに赤いニキビのようなできもの | しつけ教室・散歩開始 |
ステロイドの塗り薬・シャンプー
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5月/2022 |
治療で症状よくなるが、薬止めると再発
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ステロイドの塗り薬・シャンプー
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6月/2022 | 胸あたりまで脱毛が目立つ |
抗生物質・かゆみ止め・シャンプー
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7月/2022 |
治療でよくなるが、薬止めると再発
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8月/2022 | 治療でよくなるが、完全に治らない | 妹が生まれる |
抗生物質・かゆみ止め・シャンプー
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9月/2022 | ストレスで脱毛・色素沈着がひどくなる | 母が里帰りで家にいない |
抗生物質・かゆみ止め・シャンプー
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10月/2022 |
ストレスで脱毛・色素沈着がひどくなる
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抗生物質・かゆみ止め・シャンプー
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11月/2022 | 症状落ち着ちつく |
アポキルと塗り薬に切り替え・シャンプー
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12月/2022 | 症状落ち着ちつく |
アポキル内服・塗り薬継続・シャンプー・サプリメント
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1月/2023 | 減薬してみるが、少し症状が出る |
アポキル内服・塗り薬継続・シャンプー・サプリメント
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2月/2023 |
アポキルを1日1回内服で安定している
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アポキル内服・塗り薬継続・シャンプー・サプリメント
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3月/2023 | 症状落ちつく |
アポキル内服・塗り薬継続・シャンプー・サプリメント
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4月/2023 | 症状落ち着く |
アポキル内服・塗り薬継続・シャンプー・サプリメント
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5月/2023 |
アポキル服薬辞めてみる→症状再発
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シャンプー継続 | |
6月/2023 | 友達の勧めでセカンドオピニオン | 病院を変えます! |
菌の検査と菌の耐性検査で抗生剤とアポキルを内服、シャンプー変更
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6月/2023 |
効く抗生剤が分かる→10日間様子見る
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検査結果で効く抗生剤に変更とアポキルを内服、シャンプー
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7月/2023 |
↑上記の抗生剤で完全に症状が消えなかったので薬追加→4週間内服
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上記の薬+もう1種類抗生剤に変更、アポキルを内服、シャンプー
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8月/2023 | 膿皮症が綺麗になくなる |
シャンプー+アポキルで様子見
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8月/2023 |
そんなに痒がらないので、アポキルの内服をやめて様子見
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シャンプー |
実際に獣医師から指導された「膿皮症の自宅ケア方法」

愛犬が膿皮症になってから、獣医師さんに指導された自宅ケア方法は以下の通りです。
- 最低週1回の頻度でシャンプーをする
- シャンプーを見直す
- 毎日保湿ケアをする
- ドッグフードを皮膚にいいものに切り替える
- アレルギーや膿皮症にいい食べ物を与える
膿皮症の治療は、内服や外用薬の治療だけで終わらず、私と愛犬のように長引く方も多くいます。なるべく早く良くなってもらいたいので、私が実際に愛犬のためにした自宅ケア方法について詳しく解説します。
最低週1回の頻度でシャンプーをする
膿皮症の自宅ケアでは、最低週1回の頻度でシャンプーを行うように指導されます。なぜなら皮膚の細菌が増えるのをシャンプーをすることによって抑えることができるためです。
獣医師には最低週1回、時間に余裕のあるときは週2回以上行うといいと獣医師から指導されています。また、シャンプーもただ行うだけではなく、シャンプーするときのお湯の温度やシャンプーの仕方にも注意が必要です。
後の見出しで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
シャンプーを見直す
「なかなか膿皮症よくならない」「脱毛したところに毛が生えてこない」という方は、シャンプーを見直してみてください。なぜならシャンプーの洗浄力が高すぎて、逆に皮膚の負担となっている恐れがあるからです。
獣医師には、保湿力が高いシャンプーを進められました。抗菌シャンプーなども膿皮症に効果的ですが、長く使用すると肌がボロボロになる可能性があるため、獣医師と相談しながら利用しましょう。
後の見出しで、シャンプーの切り替えについて解説しています。
毎日保湿ケアをする
健やかな肌を保つために、毎日朝晩と2回保湿しています。理由としては、乾燥によって皮膚のバリア機能が低下すると膿皮症がひどくなる恐れがあるため、皮膚を保湿してあげる必要があるからです。
市販の犬用保湿剤や病院でもらった塗り薬、プロペトなどを活用して毎日2回スキンケアを行っています。シャンプー後は特に乾燥しやすいので、必ず保湿剤を塗ってあげてください。
病院では「AFLOAT DOG VET モイスチャライズフォーム」というフォームタイプの保湿剤を進められました。150gで2,000円弱と少々高値ですが、早く治すためには保湿剤を利用するのがおすすめです。
ペット用品やカーペットなどをこまめに洗濯する
ベッドや周りのカーペットや毛布など愛犬が生活する中で触れるものは、こまめに洗濯をして清潔にしましょう。理由としては膿皮症の原因がアレルギーだった場合、ダニやハウスダストが原因で悪化している場合があるからです。
我が家では布団乾燥機を利用してダニ除去を行っています。天日干しだとダニは死滅しないので、布団乾燥機がおすすめです。
ドッグフードを皮膚にいいものに切り替える

アトピー性皮膚炎・アレルギーなどの疑いがある方は、アレルゲン物質を使用していないドッグフード、動物性タンパク質は新鮮で品質がいいものを選びましょう。なぜなら膿皮症は、アレルギーなどによって皮膚の環境が悪くなることで細菌が増殖している可能性があるためです。
犬がドッグフードを食べても痒がらないか様子をよく観察します。犬が食物アレルギーを起こしやすいのは、牛肉・乳製品・小麦などがあるので、原材料表記もできるだけシンプルなものを選ぶと特定しやすいでしょう。
アレルギーを特定する方法は、アレルギー検査をする方法があります。私のかかりつけ医では、アレルギー検査の費用は約3万円程度でした。強く痒がるなどの症状が出ている時がアレルギーを特定しやすいそうです。
アレルギーや膿皮症にいい食べ物を与える
アレルギーや膿皮症に良いといわれる食べ物を与えましょう。なぜなら食事から必要な栄養を取ることで、皮膚環境をよくできる可能性があるためです。
膿皮症やアレルギーなどの皮膚疾患にいい食べ物は、キノコ類・ヨーグルトなどが挙げられます。それ以外にもオメガ3脂肪酸・タウリン・グルタチオン・亜鉛・βグルカンなどの栄養成分が免疫力アップに効果的です。食事で栄養を摂るのは難しい場合は、サプリメントなどを活用して取り入れてあげましょう。
消毒した方がいいの?
動物病院で聞いたところ、消毒は肌がボロボロになる可能性があるのでやめておいた方がいいそうです。散歩後など汚れた時は、濡れたタオルなどで体を綺麗に拭いてあげましょう。
ただ、抗生剤やシャンプーなどあらゆる治療でも治らない場合は、消毒を行う場合もあるそうです。治療でも肌はボロボロになってしまうそうですが、菌を殺すためには仕方ない方法なのだそうです。
消毒などに人間用のオロナインを使ってもいいの?などという記事を目にしますが、オロナインは基本的に人間用の体に作られているものなので辞めた方がいいです。
【自宅ケア】膿皮症の犬のシャンプーの仕方

膿皮症の治療として動物病院でシャンプー治療を勧められることが多いです。ただシャンプーするだけでなく、温度や洗い方にポイントがあります。実際に獣医師から教えてもらった方法なので、なかなかシャンプーをしてもよくならない方は試してみてください。
- 浴室を暖房で温めておく
- シャンプーを泡立てておく
- 35℃以下のお湯を出す
- お湯で愛犬を洗う(シャンプー剤なし)
- 泡立てたシャンプーで愛犬の地肌をしっかり洗う
- 丁寧に洗い流す
- タオルドライし、保湿剤をつける
- しっかりと乾かす
膿皮症やアトピー性皮膚炎などの子は、人間が使うような40℃程度のお湯だと余計かゆみがひどくなってしまうそうです。また、熱いお湯は地肌が乾燥しやすくなるので、症状が悪化してしまう可能性があります。
膿皮症が良くなった後でも、定期的にシャンプーをして細菌を増殖させないように予防を行いましょう。
膿皮症の自宅ケアで使うシャンプーは?

膿皮症のシャンプー治療に使われているのは、ノンバルサンシャンプー・クロルヘキシジンシャンプーなどの薬用シャンプーがあります。殺菌作用のあるクロルヘキシジン・ミコナゾールなどの有効成分が入っているので、膿皮症の原因菌を殺菌できます。
我が家の愛犬にも薬用シャンプー(クロルヘキシジンシャンプー)を試したのですが、次の日にはたくさんのフケが発生してしまいました。中にはすぐに皮膚が赤くなってしまう子もいるようなので、愛犬の肌に合っているか確認が必要です。
動物病院で相談したところ、薬用シャンプーでなくても市販のシャンプーでいいそうです。合わない子は余計悪化してしまうので、とにかくこまめに清潔にしてあげることが大切です。
先日、膿皮症が治らないのでセカンドオピニオンをしてきたところ、シャンプーが悪いことが判明しました。そこで、動物病院で処方してもらったのが「ヒノケア for プロフェッショナルズ スキンケアシャンプー」です。

保湿効果が非常に高いようで、このシャンプーに変えた1回目の後から脱毛してた箇所に毛が生えてきたことに驚きました。膿皮症の治療といえば、週一以上のシャンプー治療が必要になります。
洗浄能力が強いシャンプーを使うと、肌が荒れてしまうこともあるため、保湿成分が高いものを使用するのがいいそうです。これで週一シャンプーをしていましたが、上記の写真の通りみるみる毛が生えてきて、1ヶ月半ほどで脱毛箇所の毛が復活しました。
去年の12月の去勢後からずっと剥げていたので、前の病院では「毛根が死んでるかもね」といわれていました。ですが、セカンドオピニオンでこのシャンプ―に変えてから、徐々に生えてきて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
ただ、あくまでも我が家の愛犬の体験談となります。個人差があることを、ご了承いただけると幸いです。

今まで市販の低刺激シャンプーを使っていたのですが、これに変えてから本当に脱毛が改善しました。動物病院で購入すると2,900円で販売されていましたが、楽天やAmazonで購入すると2,500円程度で買えるのでお得です。ただ200mlと少々お高いのですが、愛犬ちゃんの長い治療代と比べたら安いものだと思います・・・
膿皮症は自然治癒するのか?

膿皮症の治療は、そのまま放っておいても自然治癒しません。治療は複数の治療法があり、シャンプー+食事指導、シャンプー+外用薬、シャンプー+内服薬+外用薬などの治療法があります。
初期の状態ならシャンプーやステロイドの塗り薬で改善する場合も多いので、早めに動物病院に受診しましょう。
また、病院選びが非常に大切です。私は2箇所の病院に行きましたが、セカンドオピニオンの病院で菌についてしっかり検査してくれたところで膿皮症が完治しました。
前の病院では治療が十分ではなく、再発を繰り返していたのでしっかり膿皮症の菌の検査などを行ってくれる動物病院を選ぶことが大切です。
受診の際に獣医師に聞いた!Q&Aを紹介!

我が家の柴犬は、約1年間膿皮症で通院しています。その間に再発を何度も繰り返してきました。治療中に気になることを質問したので、それについての獣医師の答えを紹介します。
なかなか治らないけどアレルギー検査した方がいい?
アレルギー検査は、食べ物・植物など何に反応しているか細かく調べると約3万5千円程度(病院によって差があります)の検査代金がかかります。しかも、アレルギー反応が強いときに行うのが検査結果が出やすいそうです。そのため、かゆみ止めやステロイド剤を中止しなければならなくて、愛犬にかゆい思いをさせなければならないそうです。
また、膿皮症などの症状が出やすいのが梅雨~夏時期。この時期に行うのがおすすめだそう。高い検査料を払うなら、しっかりと結果が分かった方がいいから…ということでした。

今年の夏場に症状がひどくなるようなら、アレルギー検査しようと思っています。
薬は飲み続けていいの?
抗生物質を長期的に飲むのは良くないそうです。抗生物質は症状がひどくなったときのみ今は使用する形で、今はかゆみを抑えるアポキルという内服薬を飲んでいます。全身に膿皮症が広がったときは、抗生物質の使用が望ましいそうです。

アポキルは約3~4ヶ月飲み続けていて、症状が落ち着いています。ただ、減薬していきたいと獣医師と話しているのですが、減らすと膿皮症のニキビのようなものがぽつぽつできているので、今は様子をみているところです。赤みが強くなったときもなるべく抗生剤の内服薬は選ばず、塗り薬で対応してもらっています。
膿皮症を自宅ケア早く治そう
膿皮症は自宅ケアを行ってあげると症状がよくなります。一度治っても再発することも多いので、ぜひ継続してスキンケアを行ってあげてください。今後の治療でも何か分かることがあれば更新しているのでチェックしてみてください。
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