【妊娠中の犬との生活】赤ちゃんや妊婦への影響は?注意点を解説!

柴犬と子

妊娠中に犬との生活に注意しよう

こんにちは。柴犬と赤ちゃんと生活しているてんちゃんママ(Instagram)です。

ペットと生活する人にとって妊娠中は「赤ちゃんに悪い影響がある?」「感染症などのリスクは?」と心配なことが多いですよね。私も妊娠してから犬を飼うことを決意してので、とても不安でした。しかし、犬の場合は猫ちゃんほど心配するリスクはないことが分かりました。そこで、本記事では妊娠中の犬との生活について私が実際に気になったことをまとめています。

この記事の内容

  • 妊娠中に犬との生活で注意すべきこと
  • トキソプラズマ症について
  • 妊娠中に気を付けるべき感染症の症状・予防法など
  • 犬が飼い主の妊娠に気づくかどうか
  • 妊娠中の散歩の注意点

犬を飼っていたら胎児に悪い影響がないか心配している方も多いと思いますが、注意するべきことを守れば飼い続けて大丈夫です。感染症などのリスクを知っているだけでも、心構えが変わります。ぜひ愛犬と一緒に出産の準備をしてくださいね。

今すぐ見る!妊娠中に犬との生活で注意すべきこと

妊娠中に気を付けるべきペットの感染症

ペットを飼っている方は、以下のような人間にうつる感染症に気をつける必要があります。妊婦や赤ちゃんに影響する場合があるので、簡単に症状などについて紹介します。

感染症ペットの症状妊婦の症状・リスク妊婦の症状・胎児への影響予防策
トキソプラズマ症下痢・嘔吐・筋肉の脱力無症状が多い死産・流産・水頭症・脈絡膜炎による視力障害など手洗い・うがい・生肉を食べない
パルツネラ症リンパ節の腫れ・皮膚の化膿咳・気管支炎など髄膜炎口をなめさせない・手洗い・うがい
皮膚糸状菌症赤い円型の湿疹赤い円型の湿疹-口をなめさせない・手洗い・うがい
サルモネラ症下痢・食欲不振・嘔吐下痢・発熱・嘔吐・腹痛流産・子宮収縮など口をなめさせない・手洗い・うがい
回虫下痢・食欲不振・嘔吐発熱・喘息発作-口をなめさせない・手洗い・うがい
狂犬病神経過敏・凶暴性感染するとほぼ100%亡くなる感染するとほぼ100%亡くなるワクチン接種
Q熱発熱・下痢・嘔吐・食欲不振発熱・頭痛・悪寒・関節痛先天異常・流産・発育不全口をなめさせない・手洗い・うがい

参考:公益社団法人富山県獣医師会,2023,「身近な動物由来感染症」,2023年3月5日取得

妊婦が一番気をつけるべき感染症は「トキソプラズマ症」

妊娠中一番気をつけるべき感染症は「トキソプラズマ症」です。トキソプラズマ症は、猫の糞尿・土いじり・生肉を食べるなどのことで感染します。妊娠中にトキソプラズマ症に感染してしまうと、死産・流産・水頭症など胎児にさまざまな影響がある場合があります。

妊婦に抗体があるかどうかは病院で調べてくれる場合があるので、産婦人科で確認してみてください。犬より猫が気を付けるべき感染症ですが、万が一に備えておきましょう。猫を飼っている方は、抗体がなかった場合感染を防ぐためにも外に出さないようにしてください。

参考:NIID 国立感染症研究所 2012,12,13,「トキソプラズマ症とは」,2023年3月5日取得

私は何も言わないでも、抗体の有無を妊婦検診のときに調べてもらえました。

病院によって違うと思うので、かかりつけの病院で確認してもらってみてください。

私は抗体がなかったので、食事や足ふきなどに特に気をつけました。

妊娠中に犬との生活で注意すべきこと

妊娠中はいつも以上に病気などに気をつけなければなりません。そこで、犬との生活で具体的に妊娠中に注意すべきことを紹介します。

トイレはすぐに片づける

細菌などが糞尿から排出する場合があるので、愛犬がトイレをしたらすぐに片づけてあげましょう。使い捨てのエンボス手袋は、毎度捨てられるので衛生的です。また、つわり時期は匂いに敏感になる場合があります。空気清浄機を活用したりよく換気をしたりしましょう。つわり時期は辛いときもあるので、旦那さんなど頼れる人がいるときはお願いしてください。

愛犬にブラッシング・爪切りなどをして常にきれいに

ブラッシング・爪切りなど愛犬自体を健康に保ってあげることも大切です。ベッドや毛布などもこまめに洗濯して衛生面に配慮してください。定期的なシャンプ―などもしっかりと行いましょう。

ワクチン接種などを済ませておく

毎年の混合ワクチン・狂犬病のワクチン接種は済んでいますか?愛犬が病気にかからないように、必ず接種時期を確認しておきましょう。我が家は毎年5種混合ワクチン、狂犬病のワクチンを3・4月に打っていて合わせて1万円程度かかります。できるだけ愛犬が病気にかかるリスクを減らし、万全な状態で赤ちゃんを迎えてあげてください。

キスをしない

犬にキスしたり口をなめさせたりするのはやめましょう。パスツレラ症・サルモネラ症などの人畜共通感染症にかかる危険性があります。普段から口や顔をなめるのを許していると、妊娠中や赤ちゃんの口もなめてしまう可能性があるので、今のうちに口はなめてはダメとしつけしておきましょう。また、食器・箸・スプーン等の共有も避けてください。

こまめな手洗い・うがい・消毒

手洗い・うがい・生活する空間の消毒などを徹底します。もしも愛犬が病気に感染していても、人間への感染リスクを減らすことができます。ペットを触ったら毎度手洗いし、愛犬が食べた食器や給水機などもこまめに洗って清潔にしてあげましょう。

散歩後の足ふきに注意

散歩後の愛犬の足ふきは、トキソプラズマ症になる危険があるので注意が必要です。野良猫などが糞尿をしている空間、庭などのガーデニングの土などはトキソプラズマ症に感染する可能性があります。使い捨て手袋をして愛犬の足をしっかりと洗ってあげましょう。ウェットティッシュだけではなく、石鹸を使って綺麗にしてあげるのがおすすめです。

愛犬の健康状態を気にする

愛犬が下痢・嘔吐・食欲不振など、変わった様子がないか健康状態をチェックしましょう。もしも感染した場合、二次感染を防ぐためにも早めの治療が大切です。中には無症状でも感染している場合もあります。

参考:厚生労働省 2023,動物由来感染症を知っていますか?「注意することは?予防対策は?」,2023年3月5日取得

犬は飼い主の妊娠に気づく?出産後は?

我が家の愛犬は、妊娠に気づいていなかったと思います。お腹が大きいのはなんでだろう?そういう風に思っていたと思います。お腹を気にする様子もなく、お腹の上で寝てくれる等そういったこともなかったです!まだ妊娠中は子犬だったからということも理由にあるかもしれません。

周りのペットを飼っている友達の話では、妊娠に気づいてお腹に顔を乗せる行動を見せてくれる子や、お腹に乗ってこなくなった子もいました。犬の優れた嗅覚によって、いつもと違う匂いなどに反応する子も多いみたいですよ。

出産後、愛犬と赤ちゃんの初めての対面は「なんだこいつは!?」という感じでハイテンションでした。最初は興味深々で赤ちゃんの匂いを嗅ぎまくり、私が帰ってきたことも喜んで飛び跳ねていました。出産から3ヶ月くらい一緒に生活したら赤ちゃんの存在を家族だと認めてくれました

以下の記事で愛犬と赤ちゃんとの生活について紹介しているので、よかったら見てみてください。

妊娠中の犬の散歩はいってもいい?注意すべきポイントも紹介

お腹が張りやすい・腰痛・転びやすいなど身体の負担がなければOKです。寧ろ健康であれば1日1時間程度散歩するようにと産婦人科でいわれていました。ただ、暑い時間・寒い時間などは避け、過ごしやすい気温の際に行きましょう。水分補給も大事なので、自分の飲み物も持参してください。

妊娠中の散歩で注意したのは、すぐ帰れる距離で散歩をすることです。急にお腹が張ったり、陣痛が始まったりする際はすぐ家に戻れる距離にしましょう。何かあったときのために、保険証・母子手帳・携帯電話などを忘れないようにしてください。

私は広い公園に車に行って、いつでも帰れるようにしていました。

公園ならベンチなどもあるので、お腹が張って痛くなったら休憩していましたよ。

愛犬も喜んでくれるので、一石二鳥です。

妊娠中も愛犬との生活を存分に楽しもう

妊娠中の手洗い・うがいなどに注意すれば、ペットからの感染症も防ぐことができます。ぜひ愛犬との生活を楽しみながら、出産の準備をしてくださいね。

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